2019.11.06(水) 6:00
今日は、立会川駅から徒歩3分、旧東海道沿いにあるせんべい処「大黒屋」に行ってきました。
かつて目黒にあった本店からのれん分けし、立会川に出店して約40年の歴史を持つ同店。下町情緒を感じさせる建物や看板は、一級建築士で店舗スタッフの野口清彦さんが作ったものです。
店内には、せんべいやおかき、あられなどの和菓子がずらりと並びます。良質な国産米にこだわって丁寧に作られたせんべいは、パリッとした歯ごたえと香ばしい風味が特長。
東京大震災を機に宅地化が進むまでは、たけのこの産地として有名だった目黒地域。しながわ土産認定品の「たけのこせんべい」(5枚=432円〜)は、その当時を懐かしんで作られた銘菓です。醤油・海苔・ごま・ざらめ・辛子の5種類があり、それぞれ丁寧に手焼きされています。
「古代米」の一種である黒米(くろまい)を使った「おこげ古代黒米」や有機玄米、もちきびなど8種類の穀物を生地に盛り込んだ「おこげ八穀」(以上、398円)も人気商品の一つ。おこげの香ばしい香りとつぶつぶの食感が魅力で、この商品目当てに来店する常連客もいるのだそう。
「せんべいは米と調味料だけで作られるシンプルな商品です。だからこそ一つ一つ丁寧に作っていくことが大切。これからも基本中の製法を守りつつ、伝統の味を伝えていければ」と野口さん。
多くの人々から愛されてきた、昔ながらのせんべいを取りそろえる大黒屋。坂本龍馬ゆかりの立会川をめぐる際は、ぜひ立ち寄ってみては。
大黒屋
住所:
〒140-0011 東京都品川区東大井2-25-16
交通アクセス:
京急線 立会川駅 徒歩3分
電話:
03-3764-6967
営業時間:
10:00〜18:00
定休日:
日曜・祝日